みずほ銀行は、2011年3月に発生した東日本大震災直後に、全国からの震災被害地域への見舞金・寄付金を受付ける口座を設置し、募金の受付を開始した。この募金受付に対して、銀行の予想をはるかに上回る大量の寄附要請が集まり、そのことがコンピュータシステムに過大な負荷を与えたため、処理が間に合わず、システムが一時的に停止した。このシステム停止は、システム再開後の処理の負荷を大きくしたため、システムは再度、停止せざるをえない状況に追い込まれた。運用されていたシステムの処理能力に十分な余裕がなかったことが原因であったとされている。